DCSIMG

校正の標準

標準とは、校正や検証などのプロセスに関する体系化された要件です。業界の連合組織や政府機関によって公開された標準は、校正の基礎になります。

現時点では、校正方法を規定した主な業界標準が 3 つあります。

  • ISO/IEC/EN 17025: 国際的に受け入れられている、最も厳密な標準です。"校正試験機関の適合性に関する一般要求事項" を定めています。
  • ANSI/NCSL Z540-1-1994 (R2002): "Z540" という略称がよく使われます。"校正機関、測定、試験機器" に関する適合性を定めた米国の標準です。
  • ISO 9001: 校正や保守などの品質基準に適合することを確認するための品質管理プロセスに関する一連の標準です。

標準に適合するすべての校正には、対象の標準に適合していることを示す校正証明書などの書類が添付されます。

標準に適合する校正が実施されていれば、結果を信頼できます。時には、校正されたはずの機器が仕様から外れた状態で、またはトレーサビリティや手順に関する書類が不完全のまま返却されることがあります。その場合は、標準に適合していないツールや手順で、その機器の校正が実施された可能性があります。

適切な校正は、トレーサビリティの要求、書類、プロセス、資格などの標準に適合しています。これらに適合していない証明書やその校正結果は無効となることがあります。

標準に関する詳細

  • 業界、国や地方、顧客によっては、計測機器に関して 17025 に適合した校正が要求されることもあります。
  • 国や地方自治体の法令によって校正の標準を超えた要件が追加される場合もあります。
  • ISO 9001 を取得した機関による校正で認定が保証されるとは限りません。